住宅ローンはいくらまで借入できるのか?という、借入可能額についてお伝えさせていただきます。
住宅ローン借入可能額については、一番わかりにくいところかと思います。
基礎編では、住宅ローン借入可能額についての考え方と年収に応じた住宅ローン借入可能額のルールをお伝えさせていただきました。
今回は、詳しい計算方法などをお伝えさせていただきます。
まず、返済負担率について考えてみます。
返済負担率の計算方法は、
1年間の住宅ローン返済額 ÷ 年収 × 100(%)
となります。
年収が420万円で、住宅ローンの年間返済額が90万円ですと、
900,000円 ÷ 4,200,000円 × 100(%) = 約21.4%
となり、
返済負担率は21.4%となります。
年収が420万円の返済負担率が35%未満までの住宅ローン借り入れが可能ですので、
年間返済額 = 4,200,000円 × 35%ですね。
ざっと考えて1,470,000円が住宅ローン返済可能額として認められるということになります。
1か月の住宅ローン返済額は、約122,500円ですね。
ところが、こちらは利息を考えていない住宅ローン返済可能額ですので、単純に年数をかければ借入可能額がでるというわけではありません。
実際には、住宅ローン返済可能額を決めるために決められた金利を設定した上で利息を含めた住宅ローン返済金額を算定して借入可能額の計算を行います。
1年間の支払可能額を、適正な金利で計算したものがありますので、参考になさってください。年収に応じた返済負担額の限度割合は前の記事を参考になさってください。
こちらは、35年の元利均等返済で住宅ローンを借入した場合の、年収に応じた、借入可能金額の目安です。
こちらでの計算の金利は、例として4.0%として計算しました。
・年収300万円 返済負担率20% = 1130万円
・年収400万円 返済負担率20% = 1500万円
・年収400万円 返済負担率30% = 2260万円
・年収500万円 返済負担率20% = 1880万円
・年収500万円 返済負担率30% = 2820万円
・年収700万円 返済負担率20% = 2630万円
・年収700万円 返済負担率30% = 3950万円
・年収700万円 返済負担率40% = 5270万円
・年収900万円 返済負担率20% = 3380万円
・年収900万円 返済負担率30% = 5080万円
・年収900万円 返済負担率40% = 6770万円
年収500万円の方が、20%借入すると1880万円、
30%まで借入すると2820万円となります。
年収に応じての、住宅ローン借入額のイメージができましたでしょうか?
ただし、この住宅ローン借入可能額はあくまでも目安です。
個人個人の属性により、変わってきますので注意が必要です。