諸費用というのは、大きく分けて
1.不動産購入にかかわる費用
2.住宅ローンの借り入れに関する費用
3.それ以外の費用と分けられます。
1.不動産購入にかかわる費用には、不動産仲介手数料や、登記に関する費用、契約時の印紙代等があります。
2.住宅ローンの借り入れに関する費用には、住宅ローン借入手数料・保証料・印紙代、抵当権設定費用などがあります。
3.それ以外の費用には、火災保険にかかる費用や引っ越し代金などがあります。
それぞれの物件価格や仲介業者によって金額の差はありますが、一般的にかかる費用として物件価格の7〜8%です。
これがおおよその目安になります。
新築物件の場合、水道の引き込みや外構工事(門や塀や庭)等も、物件価格とは別に必要になる場合もあります。
物件価格に含めて借入することもできますが、見積もりや契約段階で費用が含まれている必要がありますので、注意が必要です。
住宅ローンは、不動産購入のために借入をするローンですが、諸費用も借入することは可能です。
諸費用ローンですとか、諸費用も一緒に借入できる住宅ローンなどがあります。
1.~3.にあげた諸費用は、住宅ローンとともに、物件価格とは別に借入できる範囲の諸費用になりますが、まず契約するためには、印紙代や仲介手数料、手付金などを先に支払う必要があります。
契約が済んでいないと、ローンの申し込みはできないからです。
ですので、諸費用は借入することはできますが、借入する前に自己資金で立て替え払いする必要があるのです。
諸費用分を借入するにしろ、借入しないにしろ、自己資金の用意は必要になります。
お気に入りの物件に出会ったときにいつでも購入手続きができるようにするには、ある程度の自己資金が、不可欠となります。
どこかで調達するにはリスクが伴います。
預貯金として準備していただいておくと安心です。
参考になさって下さい。