住宅ローンの金利が高い、低い、などと言いますが、住宅ローンの金利は毎月変化します。
まずご理解していただきたいのが、店頭金利です。
金融機関の窓口やHP等で調べることができる基本になる金利となります。
それぞれに、変動金利、固定金利とあり、毎月変化します。
固定には、1年、2年、3年、5年、10年、という期間が決まっていて、自由に選択できます。
変動金利は毎月の金利情勢によって変わりますが、固定金利は固定期間が終了するまでは、決めた金利が続きます。
変動金利を選択すると、半年ごとに金利の見直しがあり、その時の金利情勢によって月々の支払金額の内訳が変わります。
返済予定表は、半年に1回届きます。支払金額は5年間は同じ金額で変わりませんが、利息部分と元金部分の割合が変わっていきます。
金利が低い時には元金の返済金額は大きくなり金利が高い時には元金の返済金額は小さくなります。
また、金利がどんどん上がっていくような時には、利息ばかりを支払うことになってしまいますので、支払い期間が終わっても、元金部分の返済が残ってしまう場合もあります。
よほど金利情勢の判断に自信のある方でないとお勧めできない金利選択となります。
1年固定金利は1年間は最初に定めた金利で支払をしますが、1年後には見直しの時期となり、その時の店頭金利が適用される事になります。
10年固定でしたら10年間は最初に定めた金利で支払額を計算し、10年後には店頭金利で見直しをする、ということです。
※一般的に、固定期間が長いほど適用金利は高くなります。
35年などの長期固定の場合は、借入期間中の35年間は最初から最後まで支払金額は変わりません。
世の中の金利がどんなに変わろうと、金利は原則的に変わりません。
ですが、短期固定の場合金利の見直しをするときに、店頭金利があがっていたりすると、金利も毎月の支払金額も変わります。