住宅ローンの借り入れが済んで支払いしている中で、もし延滞をしてしまったり、払えなくなった場合、どうなってしまうのか?という、もしもの時についてお伝えさせていただきたいと思います。
銀行と住宅金融支援機構(フラット35)では、住宅ローンを払えなくなった場合の対処には大きな違いがあります。
銀行では3回以上の延滞で保証会社の代位弁済が行われ物件は競売で売却され、売却価格が住宅ローン残金に足りなかった場合は、残金分は条件を変えて住宅ローンで支払うという形が一般的です。
住宅金融支援機構(フラット35)は、延滞が続いてもすぐに競売などの処理にはならず、話し合いによって条件を変えて支払いを続けられることもあります。
民間金融機関の住宅ローンの延滞は、2回までを死守しなくてはなりません。
3回以上の延滞をすることで、住宅ローンの残金は保証会社によって弁済され、住宅ローン地獄からも一時は解放されますが、(一時です)同時にマイホームも手放すことになります。
あなたは金融機関には支払義務はなくなりますが、保証会社には残金の返済を迫られることになります。
当然金融事故としての扱いを受けますので、その後にローンなどはしばらく利用できなくなります。
引っ越し資金を含め、転居にもかなりの資金が必要になりますのでかなり大変なことになりそうです。
また、この他にも、売却を考える場合や、仕事の関係で転居を迫られるなどちょっと考えただけでも、安心はできませんね。
そんなときにはどうしたらいいのか、ほとんどの方は、わからないと思います。
住宅ローンが払えなくなっても、競売手続きされることなく、住み続ける方法も、世の中にはあるのです。
住宅ローンは一生ものです。
借りるときだけではなく、返済がすべて終わるまでは、安心してはいけません。
また、競売にならない方法については、将来、もし住宅ローンが払えなくなったらどうしようもなくなるので、その前に対策を考えてください。
支払いを一度も延滞していない状態であれば、支払い方法の相談にのってくれる金融機関も増えてきております。
頑張って支払を続けるのか、思い切って売却してしまうのか、いろいろ方法はありますが、そうならないためには、余裕のある返済計画をたてることが一番です。
借りられるだけ借りるというのはやめて、余裕を持って支払いできるだけのものを借入するというようにご注意ください。
今回は、少々怖い内容のお話をさせていただきました。